原料費調整制度
都市ガスの原料のLNG及び国産天然ガス価格は、原油価格や為替レートといった外部要因の動きにより変動します。原料費調整制度はこうした原料価格の変動に応じてガス料金を調整する制度です。
当社においては、2010年1月より同制度を導入しております。
原料価格の変動をガス料金へ反映する仕組みについて
基準となる原料価格(基準平均原料価格)と貿易統計に基づく3ヶ月の平均原料価格との差額(原料価格変動額)から、次の算式によって原料費調整額を算出いたします。
- 平均原料価格 (円/トン)
各3ヶ月間における貿易統計値の数量および価格から算定したトン当たりLNG平均価格(算定結果の10円未満の端数を四捨五入し10円単位といたします。) をもとに次の算式で算定し、算定結果の10円未満の端数を四捨五入した金額といたします。
= トン当たりLNG平均価格 × 1.0300 - 基準平均原料価格 (円/トン)
=34,420 円/トン - 原料価格変動額の調整額
原料価格の変動額100円につき単位料金を1m3あたり0.071円調整いたします。
=0.071円
※原料価格変動額[ ① ― ② ]は、100円未満の端数を切り捨てた100円単位の金額。
※原料費調整額は、プラス調整時は小数点第3位の端数を切り捨てた小数点第2位までの金額。
マイナス調整時は小数点第3位の端数を切り上げた小数点第2位までの金額。
原料費調整の実施時期と原料価格のガス料金への反映時期について
原料費調整制度に基づき、毎月ガス料金を調整いたします。各期間(3ヶ月)の平均原料価格がガス料金へ反映される時期は以下の通りとなります。
原料費調整の実施時期
平均原料価格算定期間(3ヵ月) | ガス料金への反映時期 |
---|---|
前年8月~10月 | 1月検針分 |
前年9月~11月 | 2月検針分 |
前年10月~12月 | 3月検針分 |
前年11月~当年1月 | 4月検針分 |
前年12月~当年2月 | 5月検針分 |
当年1月~当年3月 | 6月検針分 |
当年2月~当年4月 | 7月検針分 |
当年3月~当年5月 | 8月検針分 |
当年4月~当年6月 | 9月検針分 |
当年5月~当年7月 | 10月検針分 |
当年6月~当年8月 | 11月検針分 |
当年7月~当年9月 | 12月検針分 |
料金への反映イメージ
各検針月に適用するガス料金の平均原料価格及び原料費調整額について
詳細につきましては、毎月当社ホームページ「白根ガスからのお知らせ」欄に掲載するとともに、各支店窓口に掲示いたします。